naturadistill
Branding
VI CI
2度と変えることはないと思うので。
打合せの最中でてきたこの言葉は、今回ロゴを作らせてもらう時間の中で、何度も何度も頭をよぎりました。
ご両親が始めた“パティスリーミムラの時間”。
その中で僕が知っているのは 本当に一握りのものであると思うとともに、だからこそ、その時間で感じたこと、これまでの関係性で築いてこれたものを表現したいと思いました。
パティスリーミムラというお店と、そこに関わる人たちのことを想い、今回ロゴデザインをさせていただきました。
新しいパティスリーミムラを支える二つのM(三村)。 二つのMが向き合う間にはI(愛)がある。 “MIMURA”の文字の中で“M”だけが他と違う形をしているのには、そういった意味を込めています。
キーカラーでもあるチョコレート色の部分のみ揺れ線にしているのは、生み出すケーキやお菓子にこめる暖かさを表現しています。
また、もう二つのキーカラーであるオレンジと緑で作り出している形は、それぞれが1ピースのケーキです。 これらを直線で表現しているのは、お客様に綺麗なものを届けたいというパティシエの思いを表現するためです。
さらにこれらのオレンジ・緑のケーキたちは、それぞれが単体で彩ることもできれば、 集うことでホールケーキのような華やかさを演出もできる、散りばめた六つの三角形と、集って円を描く六つの三角形は、そんな意味を込めています。
最後に、“I”の文字が集って円を描く六つの三角形と一緒になって小文字の“i”のようにも見えるのは、これから紡いでいく歴史の中で、“愛の形はひとつじゃない“、それでも“I(愛)“。
そんな想いを込めています。